[注意:この記事は、2022/02/26に書かれた記事です!]
背景
現在(2022/02/23)、EAからは、EA.appとOriginがゲーム起動の為のPCゲーミングプラットフォームソフトが出ている。どちらも、パソコン内に保存してあるEAゲームを起動するためのソフトである。
EA.appは、Originの後継ソフトとして、EAが開発したソフトである。見た目としては、Originにあったアニメーション表現や分かりやすいUI設計をしている。
なお、この記事を書いた時期は、EA.appのオープンベータが始まって4か月目ぐらいに入っている。結構なプレイヤーが、EA.appを入れて見ているじゃないでしょうか?
技術的な話
OriginとEA.app、どちらもC++で、Qt5というライブラリを使用して、開発されている。Qt5とは、GUIソフトを開発するためのライブラリ(ツールキットのようなもの)である。
またOriginは、32bitアプリケーションだが、EA.appは、64bitアプリケーションとなっている。(ソフトの32bit,64bitよる技術な話はググって欲しい)
Originが最初にリリースされたのは、2011年である(ちなみに同年にBattlefield 3が発売されている)。近い時期の話題としては、2009年には、Windows7が出てきている。2011年というのは64bitへ移行し始めたあたりである。
従来から、32bitはスペック向上の関係上、淘汰される流れであったが、ついに「『Windows 11』は32bitをサポートしない」というマイクロソフトの公式発表が出てきた。32bitアプリケーションが動かなくなる訳ではないが、歓迎されない状況になってきたのは、明確である。
開発部署内では、他にも当然問題点が上がっていただろうが、これらの環境を鑑みると、新しいソフトを開発しない訳には行かないという理由があったのだろう。
動作上の話
どのぐらいパソコンをスペックを使うのか?
結論を言ってしまう、操作体感上では、殆ど変わりはない。
ここの体感上とは、純粋に「プレイしてて~」という訳ではなく、現在の時代のゲーミングパソコンのスペックを考えると、この程度の値の違いは、殆どあってないようなものという意味である。
例としては、家の玄関から冷蔵庫と洗濯機を運び入れるのは、どちらが大変だと予想する意味があるが。今回の場合は、家の玄関から食パンとフランスパンを運び入れる時の労力の違いを比べているような物で、ハッキリ言って議論する意味がない。
強いて言うと、EA.appの方が軽いかなぁ…?というレベル。
念のため、無操作時の動作の平均値を確認すると、下記の通り。
なお、使用OSは、「Windows11 Home Build 22557.ni_release22010-1445」である。
CPU
Intel Core i7-7700 3.60GHzを使用。
- フォアグラウンド時
- Origin : 2.4%
- EA.app : 0.9%
- バックグラウンド時
- Origin : 0.1%
- EA.app : 0.2%
メモリ
16GBを積んでいる。
- フォアグラウンド時
- Origin : 273.2 MB
- EA.app : 226.1 MB
- バックグラウンド時
- Origin : 267.3 MB
- EA.app : 154 MB
フォアグラウンド時のタスクマネージャー状態
赤で囲っている部分が、対象ソフトが起動させたプロセス。
バックグラウンド時のタスクマネージャー状態
赤で囲っている部分が、対象ソフトが起動させたプロセス。
機能やバグはどうなの?
機能としては、Originにあった起動時オプションなどの機能がなくなっている点もある。将来的に実装されると思いますが、されなかった…どうしょうか…( ゚д゚)
従来からOriginにはログイン関係のバグがあったが、EA.appは、確実にそれより多くのバグがある。例としては、ゲームアップデート時に上手く処理を行ってくれないなどなど。
ただEA.appはオープンベータ版なので、まだ多くのバグがあるのは当然。あまりキリキリせず、問題があったら、Origin起動させて問題解決を計りまましょう。
オワリ!
ぶっちゃけ、超大したことが無い話でした。会話のネタになればと思いーまーす。(∩´∀`)∩ワーイ
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